脱毛をする方法として、自宅での自己処理ではなく専門クリニックなどを推奨する情報は数多くあります。しかし、サロンや専門クリニックなどで施術できる脱毛方法は、実は1つではありません。それぞれの違いを理解して、部位や目的、予算など自分にあった方法を選ぶことが大切です。
そこで、サロンや専門クリニックなどで受けられる主な3つの脱毛方法について、特徴やメリット・デメリットを詳しくご紹介します。最適な脱毛方法の選び方についても解説しているので、クリニックなどでの脱毛を検討している方はぜひ参考にしてください。
脱毛には大きく3種類ある

サロンや専門クリニックで受けられる脱毛は、使用する機器の違いから「光脱毛」「医療レーザー脱毛」「ニードル脱毛」の大きく3種類に分類されます。また、医療機関でしか受けられない脱毛方法もあるので、それぞれの特徴を十分理解しておくことが大切です。
3つの主な脱毛方法について、利用できる場所や施術の特徴といった基本的なことを詳しくご紹介します。
光脱毛
光脱毛は別名「フラッシュ脱毛」とも呼ばれ、特殊な光を肌に照射して毛根にダメージを与えることで毛の成長を抑える方法です。光脱毛は、脱毛やエステサロンといった医療機関ではない場所でも施術してもらえます。家庭用の光脱毛機器も販売されていて、自宅で施術することも可能です。
光脱毛は、4つある発毛周期のうちメラニン色素の豊富な「成長期」にある毛に効果を発揮します。使用する光が、毛のメラニン色素に反応して作用する仕組みのためです。なお、発毛の周期には、「成長初期(毛が生える時期)」「成長期(毛が育つ時期)」「退行期(毛が抜け落ちる準備期)」「休止期(毛が生えていない時期)」の4つがあり、同じ部位でも毛根単位で周期は異なります。メラニン色素に反応する特性上、肌や毛の色によっては効果が出にくいこともあるので注意しましょう。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、医療機関でしか受けられない脱毛のなかでも代表的な方法です。レーザー光を照射して発毛細胞を破壊することで、永久的に毛が再生しないようにします。
また、医療レーザー脱毛は、1度の施術では完了しません。4つある発毛周期のうち、「成長期」にある発毛細胞を破壊することが必要なためです。一般的に発毛周期は1〜2ヶ月程度で、そのうち成長期の発毛細胞は10〜20%といわれています。
ニードル脱毛
ニードル脱毛とは、細い針を毛穴に挿入して電気を流すことで発毛組織を破壊する脱毛方法です。電気を使用することから、「電気脱毛」とも呼ばれます。毛に対して直接アプローチするため、施術した箇所はその場で脱毛できる点がニードル脱毛の特徴です。
ただし、毛の1本1本に対して施術を行うため確実に脱毛できる一方、毛量の多い部位などでは施術に時間がかかります。
光脱毛はさらに細かく種類が分かれる

光脱毛は使用する光の種類によって、実はさらに細かく分類されます。それぞれの波長によって特徴が異なるため、脱毛したい部位や効果、痛みの強さによって最適な光脱毛を選びましょう。
光脱毛の種類とメリット・デメリットを詳しくご紹介します。
高い脱毛効果を見込めるIPL
IPLは「インテンス・パルス・ライト」の略で、強い光を短時間に照射することで毛根にダメージを与える方法です。光の出力が高いため、さまざまな肌のタイプや毛質に対して脱毛効果を期待できます。
IPLは、しっかりとした脱毛効果を得たい人におすすめの方法です。一方、施術者や使用機器によっては、痛みをともなうこともあります。信頼できる施術機関えらびと、事前のカウンセリングが重要です。
産毛にも効果的なSHR
SHRは「スーパー・ヘア・リムーバル」の略で、毛を生やす司令を出す器官(バルジ領域)に作用する光脱毛です。一般的な光脱毛のようにメラニン色素に反応するわけではないため、毛や肌の色を問わず一定の効果が見込め、さらに光脱毛が苦手とする産毛にも効果があります。また、低出力の光を使用するため、比較的痛みの少ない点もSHRの特徴です。
ただし、低出力のため効果が出るまでに時間や回数がかかり、濃い毛には効果が出にくい場合もあります。
効果と低ダメージのハイブリッド型HHR
HHRは「ハイブリッド・ヘア・リムーバル」の略で、IPLとSHRの両方の特徴をあわせもつ方法です。HHRでは、効果と低ダメージのバランスを取りながら、高出力と低出力の光を交互に照射します。IPLとSHRの良いところ取りのため、毛周期や毛色に関係なく脱毛効果のある点がHHRの特徴です。
ただし、IPLと比較すると低出力のため、一般的には施術回数や時間が増加します。また、まだ新しい方式ということもあり、導入しているサロンはそれほど多くありません。
メリットは安価なので手軽にできること
光脱毛のメリットは、ほかの脱毛方法に比べて安価なので手軽にできる点です。また、1回の施術で広範囲の部位を処理できるため、時間も節約できます。
さらに、美容効果が期待できる点も、光脱毛の大きなメリットです。光脱毛によって、肌の色素沈着やシミ、毛穴の開きなども改善できる可能性があります。
永久脱毛にはならないことがデメリット
光脱毛のデメリットは、永久脱毛にはならないことです。光脱毛は毛根にダメージを与えることで毛の成長を抑えますが、完全に毛根を破壊することはできません。そのため、一定期間が経過すると毛が再生する可能性があります。
また、効果に個人差が大きく、脱毛を実感できるまでに施術回数や期間がかかることもデメリットです。さらに、肌や毛の色によっても効果が出にくい場合があるため、事前にしっかりと相談するようにしましょう。
高い脱毛効果を望むなら医療レーザー脱毛

医療機関でしか扱えない高出力レーザーによる、高い脱毛効果を期待できる医療レーザー脱毛。医療レーザー脱毛には複数の種類があり、肌質や部位の特徴にあわせて選ぶことが重要です。
使用するレーザーの種類の違いも含めて、医療レーザー脱毛のメリット・デメリットを詳しくご紹介します。
医療レーザー脱毛にはいくつかの方式がある
医療レーザー脱毛には、いくつかの種類があり、それぞれ波長や出力が異なります。
アレキサンドライトレーザー
短い波長で、メラニンへの反応に優れている方式です。剛毛に対して高い効果を発揮し、副次的に美肌作用も期待できます。
ただし、産毛には反応しにくく、色黒肌や日焼け肌には基本的に施術が困難です。
ダイオードレーザー
医療レーザー脱毛で使用する光の波長としては中間位置にあり、肌質や肌色、毛質を選びません。アレキサンドライトレーザーが苦手とする産毛や色黒肌、日焼け肌にも効果を発揮し、痛みの少ない方式です。大きなデメリットは特になく、バランスの良いレーザーになります。
ヤグレーザー
長い波長で、根深い毛へのアプローチに優れている方式です。色黒肌や日焼け肌に対応可能で、硬毛化のリスクが低くなります。
照射スピードが遅く、痛みが強いため小範囲の脱毛や男性の髭向けのレーザーです。
永久脱毛できるうえ医療なので安心できることがメリット
医療レーザー脱毛は、毛根の細胞を破壊することで、永久的にムダ毛の発生を防ぐ方法です。美容脱毛と比べて、医療機関でしか取り扱えない出力の強いレーザーを使うため、高い脱毛効果が見込めます。また、医療機関での施術ということで、安心して受けられることや万が一のトラブルへの対応についての心配がない点も医療レーザー脱毛のメリットです。
また、1回あたりの施術料金は一般的な脱毛サロンに比べると高額ですが、永久脱毛ができることを考えると長期的な視点ではトータル費用がお得になるケースもあります。
デメリットは痛みの強さ
医療レーザー脱毛のデメリットは、施術時の痛みが強いことです。高出力のレーザーを使って毛根を破壊するため、部位や肌質によっては強い痛みを感じることもあります。特に敏感な部位や日焼けした肌では痛みが強くなる傾向にあるので、事前に相談しましょう。
医療レーザー脱毛で感じる痛みは、「ゴムではじかれた痛み」「針で刺された痛み」だと一般的にいわれています。ただし、痛みが苦手な方は、麻酔クリームや冷却ジェルなどを使って痛みをやわらげることも可能です。
毛や肌の色に左右されないニードル脱毛
ニードル脱毛は、光脱毛や医療レーザー脱毛のような光を使用しない脱毛方法です。脱毛したい毛1本ずつの施術になるため、毛の色や太さに関係なく脱毛できます。
ニードル脱毛の種類やメリット・デメリットについて、詳しくみていきましょう。
ニードル脱毛には2種類ある
ニードル脱毛には、「医療ニードル脱毛」と「美容ニードル脱毛」の2種類があります。医療ニードル脱毛(絶縁針脱毛)は、医療機関で提供される確実で安全な脱毛方法です。
特殊加工された安全な絶縁針を使用し、針に通された電流が毛根のみを破壊し、皮膚表面は熱を受けません。
一方、美容ニードル脱毛(美容電気脱毛)は、非医療機関のエステサロンなどで提供されています。医療ニードル脱毛との大きな違いは、針に通す電力が低出力に抑えられている点です。
1本ごとの脱毛効果が抜群に高い点がメリット
ニードル脱毛のメリットは、1本ごとの脱毛効果が抜群に高いことです。毛穴に針を入れて直接組織を破壊するので、確実に毛を除去できます。施術自体で毛を除去するため、すぐに効果を実感できる点もニードル脱毛のメリットです。
また、毛周期に関係なく脱毛できるため、施術回数や期間を短縮できます。
デメリットは痛みが強いので施術範囲が限られること
ニードル脱毛のデメリットは、痛みが強いので一度に広範囲の施術をできない点です。毛穴に針を挿入して電気を流すため、施術時に少なからず痛みを伴います。痛みには個人差があるので一概にいえませんが、限られた範囲で少しずつ施術していくのがニードル脱毛では一般的です。
部位や肌質によっても痛みの強さは変わり、敏感な部位や日焼けした肌は痛みが強くなります。麻酔クリームや冷却ジェルなどを使って痛みをやわらげられることもあるので、事前に施術担当者としっかり相談しましょう。
まとめ

脱毛方法として代表的な、光脱毛、医療レーザー脱毛、ニードル脱毛の3種類は、特徴もメリット・デメリットも大きく異なります。期待できる脱毛効果や施術回数、痛みの強さや金額にも関係するので、それぞれの違いをしっかり理解しておきましょう。
また、施術する機関や担当者によっても、効果や痛みは変わってきます。インターネット上の口コミなどを確認して、自分にあったサロンや医療機関を選ぶことも脱毛をする際には重要なポイントです。求める脱毛効果や部位、予算にあわせて最適な脱毛方法を選んでくださいね。


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